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グッ! とガッツポーズしたら後輩の実家から米俵が送られてきた 炒飯は白米の出来損ない パエリアは白米の出来損ない ビビンバh(ry 昔はプエルトリコから大学に通っていた 2打席連続ホームランは「今日は米が食いたい」という暗号 BJさんはいつも店先のトランペットを物欲しそうに眺める少年から米をもらったことがある BJさんにとって米は一番苦手な食べ物 プロ野球で広島が勝ったら米を食べる ご飯を貰いにバイクでハワイに行ったことがある ご飯を貰いにバイクで月に行ったことがある 修学旅行でオデコに「米」とラクガキされたことがある その時の第一声は「テリーマンかよ!」 ポスティング制度で米国に移籍を狙っている 実はむぎより米の方が好きらしい
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黒騎士従軍日記 4-6 鍵鎖さんはここにいるはずの無い人物の拳を受けて地に伏せてしまった 頭だけ確かめる様に動かして 「(´;ω;)本当にhummerさんだ…なんで。なんでこんなところに?」 「公|*・ワ・)前回助けた借りを返してもらってないからですよ」 そういって手を伸ばされた手をしっかりと握る 「そう、そうだったね」 足を踏ん張る 身体を立てる 頭を挙げる 「これで借り二つ目。しっかり返して下さいね」 「出来るだけ頑張る」 二人を囲む様にジリジリと敵が近付く 「(´゚ω゚)他の人達は?」 「公|*・ワ・)皆無事です。私も早く帰りましょう。」 二人は背中合わせで構えをとる 「(´゚ω゚)この人数に武器無しは難しいなぁ」 「公|*・ワ・)じゃあ一点突破しますか」 二人はくるりと一方向を睨む それはグラフォート領への最短経路 味方が撤退していった方向 一瞬二人に睨まれた方向の兵士はギクリとする 二人はニッコリと微笑み返すと駆け出して足蹴にした 一人を倒したら後ろの兵士を勢いに任せて倒す がむしゃらに、最速で前へ前へ突き進む 腕の疲労で苦痛を感じる程暴れながら 目の前の兵士を倒そうとするとその影が先に倒れた よく見ると背中に矢が刺さっていた 「(´゚ω゚)あれ?」 敵影の向こう 黒い影が並んでこちらに来る 全員が突然の来訪者達に驚く中で 先頭に踊り出る者達がいた それは見知った黒騎士の面々だった 「(〃・w・)ゝ迎えに来たチュル!」 「樽|д゚)あんまりにも遅いから迎えにきたよ!」 「(@ω@メ)お二人共御無事でよかったです!」 「|・*).oO(心配する必要なんてなかったかな 「牢|・ω・)それはさておき」 「|T)身内をここまでして更に人の庭先で騒いだんだ 勿論覚悟はあるんだろうな?←」 旗を掲げた黒の集団は濁流の様に敵陣にぶつかると そのまま押し流す様に敵を切り伏せて行く 体制を維持出来なくなった敵は 蜘蛛の子を散らす様に散り散りに逃げて行った 無事グラフォート城に帰りようやく息をついた二人に私は合流した 「公|*・ワ・)あ、ユリウスさん御無事で」 「それはこちらの台詞ですよ!一人で助けに迎うなんて!」 「(´゚ω゚)まぁそれのお陰で助かったし三人共無事だしいいんじゃない?」 「そうですかねー」 直に会って他愛も無い話をして ようやく私は生きて帰って来れたのだと実感出来た 肩に乗っかっていた見えない重りが消えた様に感じた 三人で笑い合っているとそこにパルフェさんがやって来た 「三人共お疲れ様です。 早速ですが今回の戦の評価なのですが…」 「(´゚ω゚)o0(なんだかんだ言って最後頑張ったし大丈夫」 「あんまりなにもしてないけれど初陣だったしまぁまぁかな」 「公|*・ワ・)o0(敵地妨害と鍵鎖さん救出したし良評価ですかね?」 三者三様の期待を胸に秘めて聞くと 「結局領地は取られてますし、敵は殲滅出来ず一騎打ち勝利の様な感じで損害は軽微 評価はあんまり出来ないですね」 「よってかなり成績が悪いのでまた最前線ですね(・∀・)ノ←」 「「「えっ!!?」」」 黒騎士従軍日記 (-/- - -)(再掲:11/5 23 15) 文章:ユリウス 前へ トップ 次へ??
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あさみ ゆか ゆま
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黒騎士について 職業のステータス ステータス 初期値 最大値 LV 1 99 体力 9 891 攻撃力 6 594 防御力 13 1287 すばやさ 6 594 回復力 5 495 うんのよさ 10 990 火属性 0 0 水属性 0 0 地属性 0 0 光属性 0 0 闇属性 3 297 転職に必要なステータス はらぐろさ:70 やりにくさ:65 突破力:70 プライド:70 合計275点(ランク6) 必要称号 やるっきゃナ(ry ===攻撃スキル=== スキル名称 硬直時間 攻撃補正 命中補正 会心補正 属性 体勢補正 コンボ補正 振り下ろす 02 20 1.4 1.2 1 無 無し 無し 振り回す 02 20 1.2 1.5 1 無 無し 無し ダークスラッシュ 02 20 1.2 1.2 1 闇 無し 無し 矢を放つ 02 00 1 1.7 0.5 無 無し 無し ===回復スキル=== スキル名称 硬直時間 効果補正 体勢補正 コンボ補正 効果 盾を構える 01 50 1.5 無し 無し 回復 ===ログ一覧=== +... 振り下ろす @You は大剣を振り下ろした! 振り回す @You は大剣を振り回した! ダークスラッシュ @You は黒きオーラを纏った剣で薙ぎ払った! 矢を放つ @You は矢を放った! 盾を構える @You は盾を構えた! ===取得可能なステータス=== +... いたいたしさ いまいましさ いやみったらしさ いんきくささ ウエスト おこりっぽさ おしづよさ きざっぽさ こころづよさ しぶとさ しゅうねんぶかさ すさまじさ せつなさ ぞくっぽさ そっけなさ たけだけしさ たのもしさ つみぶかさ てごわさ とげとげしさ なげかわしさ にんげんくささ にんたいづよさ はらぐろさ はらだたしさ プライド ほこりっぽさ ほろにがさ みえにくさ やりにくさ ゆるぎなさ よくぶかさ 体重 突破力 新規項目の報告はコメント欄にお願いします。 99レベルまで推定179,137文字 ※ ネタバレ回避のため白い文字で書いています。反転させて見てください。 補足 2015年9月9日追加された、騎士の強化版、もとい上級職。性能的には防御に比重を置きつつも、全体的にはオールラウンダー方向に修正されている。 攻撃スキルに一つだけなんだかアレなのがあるのはさておいて、そのスキル配分は 振り下ろす:攻撃力重視型 振り回す:命中率重視型 ダークなんとか:属性付与による攻撃強化 矢を放つ:命中率最重視 盾を構える:補正つきの回復、硬直時間の割に回復量がなかなか美味しい。 +補足? 勇者スキル「エクサスラッシュ」との比較について 10^18倍のスラッシュである勇者のスキルと ダークスラッシュである黒騎士のスキルと なぎ倒す攻撃としてはどちらが攻撃的かについては議論の余地がある。とくにダークの方について。 スキルの設定だけ見るならダークスラッシュのほうが高い数値を持ってはいるのだが 職業側の設定も加味すると明らかに勇者が上手に来る、というのはさすがに言うまでもなかったかもしれないけれど。 補足+ ステータス 騎士MAX 黒騎士MAX 体力 495 (5) 891 (9) 攻撃力 495 (5) 594 (6) 防御力 891 (9) 1287 (13) すばやさ 396 (4) 594 (6) 回復力 297 (3) 495 (5) うんのよさ 594 (6) 990 (9) 火属性 0 0 水属性 99 (1) 0 地属性 0 0 光属性 0 0 闇属性 0 297 (3) そんな黒騎士であるが、追加された時間はなんと深夜3時。 きっとマスターアップが思ったより時間がかかって気が付けばこんな時間といったオチなのだろうが、追加された9月9日は水曜日であった。また、その日は重陽の節句と呼ばれ、極めて不吉な日であるとされる。 何とも気味の悪い黒騎士である。 ちなみに、深夜に追加されたのは今のところ黒騎士だけであるのだが、当wikiにカンスト値が書き込まれたのは約3時間後の午前6時である。 職人の仕事が速過ぎて逆に怖い。仕事の速さに驚くばかりである。 また、「矢を放つ」は本職の弓使いのそれより命中補正が高く、性能は上位互換となっている。 何かヤバいものを仕込んでいると思ったら、案の定ログがおかしかった。 その得体の知れない存在に目を疑った。 残念ながら当wikiでは半角スペースが挿入されて表示されるだけであるが、最後に問題のスクショを載せておく。 では確認方法を説明しよう。 まずクエストかWEB闘技場に行き、「矢を放つ」を発動する。すると、上記のログが流れる。ここまでは他と何ら変わりない。(上記のログはTwitterのものを使用している) しかし、そのログをコピーしてWord等にペーストしてみると、そこには存在しない文字が現れているのである。といってもどうやら文字化けしているようだが。(スマホではできないかもしれない) また、そのままグーグルで検索をかけると、「は?矢を放った!」と表示され、やはり何かが存在していると教えられる。 さすがに気味が悪いので原因を突き止めようとブラウザの検証を用いて見ても何もおかしなところはないのである。 万策尽き、その後霊媒師に転職し除霊した。 黒騎士なりの愛?そんな汚いものいりません!! さて、ここでスクショの一部をお見せしよう。 なお今回はスクショを使用するため、一時的にIDを変えてログインしている。 実在のIDではないことを前もって断っておく。 +画像を表示 Wordにコピペもの(ここで使用されているフォントはメイリオであった) 文字反転を利用してGoogleで検索したもの Googleの検索欄にコピペしたもの 何か分かった方は是非ご一報いただきたい。 コメント 名前
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黒騎士団外伝 第ニ章② 愛治『魔王の炎!』 セフィ『天使の羽!』 千雪『…………』 愛治『よけないっ!?』 ドカーン 千雪『いいえ、直前に来てから詠唱を開始しきちんと相殺させました。愛治さんセフィロトさん威力は申し分ないので詠唱スピードを100分の1にしてください。そうすれば私も避けられないものができます。』 愛治『連射は苦手なんだよ?!フィナーレ!!』 千雪『フィナーレは自分にもダメージ来ますから使い時を気を付けないとです。炎の矢』 ドカーン! 愛治『んなっ!?人差し指で作った炎の矢でフィナーレを打ち消さ…れ…た…ぐはっ!』 千雪『反動ですね。指先で作っていますがそれなりの魔力を込めました。技の大小だけでなく込めた魔力の値で威力は非常に変わりますよ。』 愛治『覚えておきますよ(笑)』 セフィ『癒しの風!このぐらいならすぐ治りますよ』 千雪『では私からも少し攻めますねサンダーブレイク』 ドッ!ドッ!ドッ!ドッ!ドッ! セフィ『愛治さん避けて!』 愛治『………ッ』 ………………………… 千雪(おかしいです。今のは直撃かと思っていたんですが……) 千雪『この炎の矢…一気に打ちますね』 愛治『なっ!?両手の指全てに炎が!』 千雪『打ちますよ』 セフィ『させません!カマイタチノヨル!』 千雪『セフィロトさん残念ですがすでに私が詠唱を終えたあなたの頭上の雷にあなたは避けられません。魔法を詠唱し放つ隙はどんなに熟練したものでもわずかには出てしまいます』 千雪『月の裁き』 バシューン! セフィ『ぐはっ!』 千雪『月の裁きでのダメージは大したことありません。ただセフィロトさんが飛び上がっていたので落下で受けた足のダメージは致命傷かもしれません』 千雪『さてでは愛治さん十連十方位炎の矢!』 愛治『クソッ…ここまで…か…』 ドカーン! 愛治『……………』 千雪『!?』 愛治『…あれ?…なんともな…い?』 セフィロト『カマイタチノヨル!』 千雪『!!?』 ヒュン パシューン セフィ『当たらなかったか…』 千雪(やっぱりおかしいです…。セフィロトさん足の負傷どころか雷によるダメージも無し、愛治さんにいたっては洋服まで汚れ一つない…。まさか[スキル]の発現ですか?) 千雪(あっ!気が付きませんでしたけど気配が一つ多いですね) 黒騎士団外伝 (2012/01/27) 文章:yasu 前へ トップ 次へ
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黒騎士団外伝 第三章④ タキ『ん?♪ん?♪んん?♪ん?♪んんんん?♪ん?♪ん?♪』 スタスタ タキ『さて、ターゲットは寅猫さん…』 スタスタスタ タキ『寅猫さんとは戦いたくないかな……』 スタスタスタスタ タキ『誰かと合流しよう…。まずは寅猫さんと黒騎士さん探そうかな(笑)』 スタスタスタスタスタ タキ『例外か……。私は例外倒すことに集中しよ』 スタスタスタスタスタスタ……… タキ『だけど降り掛かる火の粉はね……。しょうがないよね(笑)』 タキ『!?』 スタスタスタスタスタスタスタry タキ『ネコの絵wwwww』 タキ『ねーこねこw』 スタスタスタカツーンカツーンカツーン タキ『ねーこry…』 ?『姉さ?ん』 タキ『ん??』 ?『アルティメットアタック!』 シュン! ドカーン!!! タキ『痛いなぁ?』 ?『全力のしかも不意打ちのアルティメットアタックを食らって痛いなぁだけって(汗』 ?『………』 タキ『降り掛かる火の粉はね?』 瞬ッ! タキ『アルティメットアタry』 不明体『オールフィクション』 タキ『あ?れ?私の槍が?』 不明体『流星蹴り!』 不明体『片手で止められry』 タキ『私が槍しか使えないとでも?殴り愛は望むとこよ(笑)』 タキ『いいことを教えますね。流星蹴りとは流星のように飛びその速さのまま蹴りを放つ技だけではないんですよ?』 不明体『えっ!?いちおそういう認識を万人がしてるはずだけど…(汗)』 タキ『流星蹴りとは蹴った相手を流星みたいに飛ばせば全部流星蹴りよ』 タキ『滅ッ!!!』 ドスュッ! 不明体『そ…れ……ただの威力が異常な回し蹴りぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ』 ズドカーン タキ『ケツキックだって立派な技だと思うの(笑)』 黒騎士団外伝 (2012/02/25) 文章:yasu 前へ トップ 次へ
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黒騎士団外伝「基本ルール」 場所は黒騎士団領土内に新たに建てられた訓練施設内 参加する者をプレイヤーと呼び特殊な腕時計を装着しなければならない プレイヤーは腕時計で指定されたプレイヤー(以下ターゲット)を倒すことでポイントが加算される プレイヤーは自分の意志でターゲットを変えることはできない プレイヤーはターゲット以外も攻撃することができるが倒してもポイントは加算されない 勝敗は一方の敗北宣言もしくは特定ダメージによる医務室送還により決着とする 医務室に送還されたものは一時間動くことができない、一時間後ペナルティーを支払う事でダメージを回復し戦線復帰できる 医務室では普通に回復もできる 所持ポイントが0になったものはゲームオーバーとなり医務室から出られなくなる 例外について ターゲット以外に指定された例外(不明体か不視体)を倒すことでボーナスが入りゲームクリアとなる ポイントはクリア時のものを最終ポイントとする 例外は施設内外どこでも瞬間移動できる 例外はハンデキャップとして能力に上昇補正がされている ポイント一覧 スタート所持100 敗北宣言 勝+20 敗-10 特定ダメージ 勝+30 敗-20 医務ペナルティー -20 例外撃破 +50 黒騎士団外伝トップ 文章:yasu
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黒騎士団外伝 第五章⑤ yasu『ちゆちゃんだよ』 うと『え"!?』 寅猫『千雪さんと!?よく無事でしたね』 yasu『無事じゃないよぅ(笑)必死で逃げてそれでも右手を中心に重傷だよ』 うと『あれでも怪我は?』 yasu『ひたすらそこのガラクタとかの影に隠れて気配を必死に消して闘気で数時間。やっと完治だよ』 うと『大変だね。やっぱりステの差はきついよね』 yasu『うん。ステの差は[スキル]で埋めれるみたいだしはやくボクも[スキル]発現させないと…』 うと『ところでどうして鍵鎖さんを探してるの?』 yasu『鍵さんに渡したいものがね』 うと『ん?それって』 yasu『シルバーの鎖なんてめずらしいでしょ(笑)』 寅猫『どうしたんですか?それだけの大きさだと結構値段もry』 yasu『拾ったよ(笑)』 うと『拾ったんですか(笑)』 寅猫『拾ったならそれ備品じゃry』 yasu『いいよ。備品でもパルさんのでしょ。パルさんお金持ちだからこのくらい平気だよ』 うと『yasuさんwww』 テクテクテク うと『ん?あれは?』 ?『!?』 ?『寅猫さん!うとうとさん!ちょっと退いて』 寅猫『タキさん!それに黒騎士さん!』 タキ『アルティメット』 瞬!!! うと『一瞬で……あの距離を……』 寅猫『や…yasuさんの胸ぐらを掴んで槍を突き付けてる…』 yasu『ね…姉さん!?』 タキ『yasuさん、ちゃ?んと質問に答えてね。じゃないと滅!するよ(笑)』 黒騎士団外伝 (2012/02/28) 文章:yasu 前へ トップ 次へ
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暴走しかしてないともいう。 「事態」→「13課案件+エレクトラさんルート」後のルキアニス。 黒騎士のルキアニス (4) 黒騎士のやり方は、ルキアニスのような新参のものにはなじみにくい。 晴れてかどうかはともかく黒騎士に任じられたルキアニスであったけれど、配属先を示されたわけではなく、宙ぶらりんでいた。古参の黒騎士たちは何やら思惑ありげに動き回っているようだった。 だからルキアニスたち新参は予定どころか乗機すら定まらず、そもそも所属中隊すら決まっていない。従ってやることも特にない。だが、やることが無いとはいえ休日ではないから自室にいるわけにもゆかず、自然と待機室に集まっていた。 どこにでも事情通めいたものはいて、暇に任せて聞いてきたように話している。いわく黒騎士は小隊三機一体での戦闘が基本だから、小隊三人の相性が一番重要なのだとか、それゆえに小隊は互いに選ぶように決まるのだ、と。たしかにそうなのだろう。だが新参には古参のことなどわからない。選びようもない。 だいたいルキアニスたち新参は小隊組織戦闘の定石を覚えるので手一杯だった。死人の出そうな実戦教練の中で、新参には決まった位置も、決まった組み合わせも与えられなかった。どれも頻繁に組み替えられ、設想が与えられ、前進から接敵、戦闘まで行った。 黒騎士のそれぞれに求められていることはただの強さではない。それも試され、試されたうえで鍛えられた。決戦において最後ではなく、最もつらい時に、敵にさらにより大きな苦痛を与えて押し崩す、そのための黒騎士大隊だ。その時に上手く投入できないようでは意味が無い。遅すぎても、早すぎても苦痛は小さくなる。先を見据えて、最も苦痛が大きくなるように指揮官に提言するのも黒騎士の任だ。それは黒騎士の都合を指揮官に伝えることではない。指揮官の意図を汲んだうえで、そのうえで行われるべきものだ。 黒騎士の候補生たちには騎士長が多くいた。中には騎士隊長もいた。騎士隊長は連隊長格だ。ルキアニスもその連隊長格と同じように判断を求められる。だが連隊長格であっても一人の戦士として剣を鑓を斧を振るい、敵を倒さねばならない。選抜を兼ねた演習は激しく。重傷離脱したものもいた。過去には本当に死人が出たらしい。 そんな中で新参は力をはかられていた。いつの間にかいなくなっているもののも多かった。自ら黒騎士をあきらめるものもいたし、また途中で辞めさせられるものもいた。黒騎士候補生の中に楽をしてやり過ごそうなどというものは一人もいなかった。そうやって終わりなく模擬戦闘を続けていれば、新参の中に次第に強さの順列が生まれてくる。順列の差はわずかなものだ。黒の二の装甲と力とがその差をさらに小さくした。魔法の力の有無は、確かに大きなものとしてあったけれど、黒騎士相手にそれを使うのはとてつもなくむつかしい。古参の多くは、そのうえで老練だった。技の引き出しも多い。 ルキアニスでは剣技をしのぎきれず、魔導の術を使ってすり抜けねばならぬ相手もいた。魔導八相の術は帝國に広く知られているものではない。その術を使ってかわしてもなお、第二第三の追い討ちをかけてくる常人とは思えぬものもいた。 古参たちは古参同士で互いに力を測っているようであったし、同じように新参たちの力を測っているようだった。古参たちがルキアニスをどう思ったのかよくわからない。新参たちにとっては選抜を兼ねた教練だった。右往左往しながらついてゆくしかない。 頼りになるのは己のみであり、その己と同格のものと競いながら、同時に同じ設想に対応してゆかなければならなかった。力を示せないものは古参であっても留まれないところだ。新参は今でも互いに、関わり合いに一線を引いているように見えた。同じ待機室に集まってはいるけれど話が弾むという風ではない。互いに譲らぬ何かを持ったものらが、同じところにいるという風だ。そういうところを見たことはあったけれど、己がその一人としていることを不思議に思う。 それが軍人であるということの向こうに広がる、戦士であるものの風景なのかもしれない。 「アモニス上騎はこちらにおられますか」 声に待機室はかすかにざわめく。ルキアニスは立ち上がり、振り返る。 「わたしですが、何か」 「第三会議室に呼び出しです」 了解と応じたけれど、あまりに素っ気なくてそれが何なのか測りかねていた。けれど待機室を出るときに、ぼそりつぶやく声を聞いた。 やっぱりあいつから所属が決まるんだ、と。 その第三会議室の前に来ても、小隊編成会議のようなものが開かれている様子は無かった。ルキアニスが扉を叩き申告しても、返事はただ「入ってくれ」というものだった。 扉を開くと、中には会議机が四角く並べてあり、その端で一人が書き物をしていた。部屋にいるのはその一人だけだった。古参の黒騎士だとすぐにわかった。 「スルミニウスだ」 大柄で短く刈った黒髪の人だった。その黒髪にもちらほら白髪が見えた。それより目立つのが右の眉から頬にかけてある古い傷跡だ。薄めの口髭が笑みの形を見せる。 「もう一人来るまで、その辺で待っていてくれ」 「小隊編成ですか」 「そうだ。だがもちろん、それだけじゃない」 それに、とスルミニウスは続ける。 「敬語は無しだ」 「はい」 応じて、それからルキアニスは付け加えた。 「了解」 スルミニウスは何やら楽しげに少しの笑みを見せて再び席に着く。その辺で待てと言われたものの、椅子を引いて座る気にもなれず、立ったままでいた。それほど長くは待たなかった。不意に部屋の扉が開き、そのもう一人が入ってくる。 ルキアニスも知っている顔だった。端正と言っていい顔立ちだけれど、右の眼は眼帯で覆われている。左の手もままならないことは知っていた。彼はルキアニスをちらりと見て、お前か、と言った。 「お久しぶりです」 彼のことは忘れようもない。彼はルキアニスが初めて出会った黒騎士の一人だった。スルミニウスは立ち上がった。 「この三人だ。臨編だ。南方支援。出動は三日後、早朝」 「小隊本部は」 「ヴァスティスがやる。人員は増強される。整備工手と段列は最小限だ。兵站は先が担当する。あちらは急いでいる。そのほかはいつも通りだ」 「了解した。他には」 「特にない」 「了解した」 そう応じて、ハイヴはくるりと振り返り、何事も無かったかのように部屋から出て行く。ルキアニスはただその姿を見送るばかりだった。 それが小隊編成であり、出動の通達だった。 「・・・・・・自分はまだ、機体の受領もしていません」 扉が閉じた後にやっと言えたのはそれだった。スルミニウスは静かに応じる。 「承知している。受領してきてくれ。細部は大隊本部と直接打ち合わせてくれ」 「三日後までに受領が可能なんですか」 「それはあちらが手配しているはずだ。武装も必要なものを調達しておけ」 「わかりました」 「早く慣れろ。これからはこういうやり方で行くことになる。お前がここを去るまではな」 「はい」 ルキアニスは応じ、それから付け加えた。 「了解」 スルミニウスは楽しげに笑みを浮かべた。
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『医療連盟いやし隊』所属。 いやしブラック。